天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~
「殿下。私も戦います」
「香林…ありがとう。よろしく頼む」
「はい!」
魔界に選択肢はない。迎え撃つしかないのだ。
「父上。民や侍女達は…」
「すでに雪梨に命じ侍女と共に魔都の者を守ってもらっている」
さすが父上だ。私はその言葉を聞き、朱雀軍に向き直る。
「朱雀軍!こたびの戦はこの紅蓮が指揮をとる!私に従い戦え!」
「「はいっ!!紅蓮様!!」」
それを見た魔帝が今度は兵士達に言った。
「皆の者!!聞くがいい!!」
魔帝の声に皆が静まる。