黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
その日なんとか仕事をこなし、帰り道、大学病院を経由して帰ってみた。
別に修に会えるかも、なんて期待はしていない。
……いや、うそだ。
期待してる。すっごいしてる。
修の顔見るのが夜まで我慢できそうになかった。下手すれば帰ってこない日もあるし……。
しかし、もちろん病院の外で医師に会うなんてことはほとんどない。
だけど、諦め悪く、私はこんなところまで来てしまったのだ。
「っていうか私、本当に何してるんだろ……」
呟いて踵を返したその時、
一台の救急車が救急搬送口に停まった。病院の中からは看護師と医師が出てきて、私は息をのむ。
(あの医師、修だ……!)