HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「はっきり言う…俺は真面目にアイドルを目指していた」

「達生さん…ゴメンなさい…」

「敦司さんはこの背中を傷を名誉の勲章だと賞賛した…俺はその言葉を訊いて…すべてを吹っ切って、父の後を継いで『順天堂』の社長の椅子に座った。君を護った事にアイドルの夢を諦めた事にも後悔はない。それに俺のアイドルの夢はコーガに託した」

「!?」

「コーガは元々俳優業だけで芸能界を渡り歩くつもりだった。彼は人を魅了する。彼のアイドル性を見抜いて、コーガにアイドルデビューを勧めた」

ーーー達生さんがアイドルのコーガを作ったって事?


「達生さんがアイドル・コーガの生み親?」

「そうなるな…だから…謝るな…雪姫」
「達生さん…私…」

「今夜こそ、俺のモノにするからな…雪姫」



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