高嶺の推しに恋をして





午前4時。

私、小鳥遊ここなは自転車のカゴに大量の新聞を載せた。

まだ外は薄暗く、人の気配は全くない。



「.....あ。今日も更新されてる...!」

朝の新聞配達の前に、神代潤くんのブログ、「Smile again」(通称、スマゲ)を確認する。

「今日はこれからツアーのリハーサルかぁ.....」

ブログにはツアーに参加するファンへのメッセージに加えて、メンバー5人で撮った自撮り写真まで載せてくれていた。

メンバー達に肩を組まれて無邪気に笑っている潤くんをみて、私も思わず笑みが溢れる。

こういう仲の良さも、Paradoxの魅力の一つだ。


______Paradox。

5人組のアイドルグループ。

メンバー1の秀才アイドルで、何でもこなす天城翔くん、

天然ボケで優しい青葉雅くん、

演技力がずば抜けていて数々の賞を総ナメする三条和輝くん、

歌にダンスに多才なリーダーだけど、どこか抜けてる志波悟くん、

そして.....少女漫画から出てきたような王子的ルックスで誰よりもかっこいい私の推し、神代潤くん!

この5人によって結成されたParadoxは、今年でデビュー10年めとなる。

長かったようで、短かった10年間。

いつだって私の人生に彩りをくれたのは、潤くんとParadoxのメンバー達だった。

これまで十分すぎるぐらいの幸せをもらってきたんだから、少しでも恩返しができるように生きること。これが私のモットーだ。

認知なんかされなくてもいい。自己満足だって言われても、私の人生の中心にParadoxの神代潤がいる、

それだけで、そう思えるだけで十分幸せだ。

さあ今日も、潤くんのファンにふさわしくあるべく、徳を積んで生きる!
そう意気込んで自転車をこいだ。


_____約2時間が経ち、全ての新聞を配り終えた。

早朝とはいえ、7月の半ばだから蒸し暑く、すでに汗だくになった。

拭いても拭いても流れてくる汗を拭いながら、自転車にまたがる。













*.:・.。**.:・.。**.:・.。**.:・.。**.:・.。**


渚「.......あ、小鳥遊先輩!おはようございまーす!」

ここな「渚ちゃん、おはよう」

渚の友達「うそ.....私の名前、覚えてくれてる...!(感動) 直接話したこともないのに....!」

生徒「小鳥遊先輩って、いっつも名前で呼んでくれるよね、全校生徒の名前、全部覚えてるって噂あるし」

渚「すごすぎる......可愛くて何でもできる上に性格もいいとか....」

生徒「ほんとそれ。高嶺の花だわあ........」










*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・。・o*゜

今日はここまでとなります!
また加筆していくので、続きをお楽しみに..!


< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop