甘く響くは君の声。

「そりゃまぁ先輩モテますもんね。私も金髪の君の存在がなかったら危なかったです」

パフェとパンケーキをペロリと平らげ、ホットココアを飲みながらしみじみ言えば、

「別にいいけど。そのうち俺しか見えないぐらい夢中にさせるから」

宣戦布告のように先輩は自信に溢れた眼をして私を見た。

そんな先輩に不覚にもドキッとしてしまった私はそれを悟られないようにすぐに視線を外すと、

「そ、そろそろ帰らなきゃっ」

「あ、お前んち門限早いんだったな。じゃあ行くか」

店を出て帰路へと向かう。先輩は今日も私の家の前まで送ってくれるそうで。

「今日もっていうか、これから毎日送るから」

しっかりとわたしの左手を握ってキラースマイルで言ってのけた。

…然りげ無く車道側を歩いてくれているあたり、この人は抜かりないイケメンだわ。

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