君とベビードール



たくさんキスをくれて、たくさん体を重ねても



いつも、あたしを大事にしてくれる。



痛いほど伝わってくるのは、紛れもない准さんの愛だ。



こうして今、あたしの髪を優しく撫で続けてくれて、安心させてくれる。



好きな人に、大好きな人に、髪を撫でられるのは、どうしてこんなに優しいんだろう?



あたしはたぶん、もう『愛して』しまっているんだろうけれど。



たがらたぶん。ヤキモチを妬いてしまったんだ。


子供じみた、あたしのヤキモチ。



それでもいつも、あなたは受け入れてくれるのね――。
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