君とベビードール
そうこうしているうちに、だいぶ時間が経っていた。
「わっ!もう、こんな時間ですね。長居して済みません。」
慌てて言ったあたしに、
「どうせ僕は独り身だから、気にすることないよ。」
先生は言ってくれたけれど、そろそろおいとますることにした。
また、本を貸してくれると言う先生に、お礼を言って、一冊だけ選んだ。
「…一冊だけで、いいのかい?」
首を傾げる先生に、
「…はい。結構最近、忙しいので…。」
本当は、またすぐに、先生に会いたい……。
絶対、先生には言わないし、言えないけどっ!!