君とベビードール
あのー、子どもじゃないんで、転けたりしません。こんな短い距離で声掛けられることもないかと、思われます…。
……言い出したら、聞かないんだったよ。この人…。
「…じゃあ、お願いします。」
結局負けた、あたしに、
「ん。」って、満足そうに微笑んでるし。
車に乗り込んで、運転席の窓を降ろした。
「先生、今日は楽しかったです。…また、来週…。」
「うん。来週。あ、これ食べなさい。」
先生が渡してくれたのは、色とりどりのお菓子たち。