夢のつづきを君と歌う
第一章
『Will(ウィル)』
_ピピッ_ピピッ_ピッガチャン
「…………」
眠い……。
もう少し寝たいけど、起きないと。
だるい身体を起き上がらせると、制服に着替えてから洗面所で顔を洗った。
鏡に映る姿は、ブルネットカラーのロングヘアにブラウンの瞳。
顔立ちはまぁまぁいい方で、身長は160センチの至って平凡な外見をしている。
キッチンの冷蔵庫からオレンジジュースとヨーグルトを取り出すと、昨日買った菓子パンをテーブルに置いて食べはじめた。