生徒会室で甘い、秘密の時間
しっかし....背中、まだ痛いな....。


アザになってるかも。


湿布しておけば治りそうだけど。


生徒会室の扉を軽くノックする。


「失礼します」


「あ、宇佐美。何やってんだよ。勉強しなくていいのか」


扉を開けたら目の前に会長先輩が立っていた。


ドキッ....。


胸の鼓動が早くなる。


「す、すみませんっ」


「謝るくらいなら早く机に向かうんだな」


「は、は...はい!った!」


好きと自覚して、会長先輩の顔をきちんと見られない。


そのせいで見事に椅子に足をぶつけて転んだ。
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