生徒会室で甘い、秘密の時間
やけに赤ペンの音が大きく聞こえる。


横には会長先輩。


今、二人きりってことだ⎯⎯⎯⎯⎯ 。


やだ、違う。私はここに勉強しに来てる。


ここでドキドキするのは違うって。


気にしない、気にしない。


私が一方的に好きってわかっただけで何も変わってないじゃん。


「宇佐美」


「ふぇあいっ!?」


よくわからない気持ちに揺さぶられながらよくわからない返事をする、というか、反射神経でしてしまった。


「この点数、よく見ろ」


差し出されたプリント。


それは50問中正解数は6。
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