生徒会室で甘い、秘密の時間
千隼は黙ったまま。


「ごめん、帰るね。傘ありがと」


耐えられなくなってその場を逃れる。


私、何がしたかったんだろ。


視界が滲んでいく。


カラフルな光が反射するなか、もう訳がわからなくなった。
< 214 / 289 >

この作品をシェア

pagetop