生徒会室で甘い、秘密の時間
胸がきゅっと苦しくなって。


会長先輩以上に叫ぶしかなかった。


「会長先輩っ!!私はりのさんではありません!

宇佐美です!」


「あっ、すまない、宇佐美....。
嫌な記憶を思い出した」


「そうなんですね....」


何かあったのかな。


深く踏み込むことは出来ない。そうしたらどうなっちゃうかわからないから。


一呼吸置いて、会長先輩が言う。


「俺も一緒にホームセンター行く」


「わかりました」
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