生徒会室で甘い、秘密の時間







歓声、喧騒。


私の声はそんなものに掻き消されて。


「ちはる、行こ」


「う、うん」


珍しくにこっと笑った千隼。


千隼と二人で文化祭回るなんてなんか変な感じ。


午後は生徒会のお手伝いとクラスの出し物があるから一緒に回るのは午前だけだけれど。


「先輩のクラスがお好み焼きやってるんだってさ」


「へぇ」


お好み焼き、美味しそう。


千隼の先輩ってことは部活の先輩なのかな。
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