4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪大雅side≫





大「なー頼むよー!!」

琉「ダメだ。まだ完全に治ったわけじゃない。」
 
俺は今結衣が退院した当日に水族館へ行きたいと琉生兄に交渉しているところである。


大「えー!お願い!!絶対無理はさせないから。」

琉「ならば条件がある。」


大「きくきく!!!」

琉「明日結衣は血液検査をしなければならない。その結果次第で退院出来るかどうかが決まる。」

大「つまり結衣に血液検査を頑張らせれば行けると言うことね!!」

琉「飲み込み早いな……。その頭もっと他の事に使えないのか?」

大「しーらねっ!じゃあ明日学校サボって朝から行けばいいのね!」

琉「アホ。明日は祝日だ。」
 
大「あ……。」


そんな話が行われて、俺は翌日結衣の病室へ行く事になった。

結「大雅兄!!」

大「結衣!だいぶ元気になったな!」

結「あのねあのね、昨日もご飯ちゃんと食べれたんだよ!」


顔に「褒・め・て」と書かれてるようなその表情に俺は頭をポンポンと撫でた。

大「そんだけ頑張ってるなら今日も頑張れそうだな。」

結「え?」




大「今日の明日の退院のための血液検査があるらしいんだ。」

結「知ってる。昨日琉生さんから聞いたよ。大雅兄…また手握っててくれる?」

大「ああ。任せろ!今日頑張ったら明日水族館行こう!」

結「えぇ?明日!?行っていいの?」

大「琉兄には許可とったよ!それに…話したい事があるんだ。」


俺が真面目な顔をして言うと結衣は笑顔で

結「じゃあ頑張る。」

って言ってくれた。





結局、少し怖がっていたものの思った以上にすんなり受けてくれ、今回担当をしていた太陽くんも驚いていた。












そして次の日。



大「はい。これ着てみて。」

結「え…私に?」

大「他に誰がいんだよ」


俺は結衣に青い綺麗めのロングワンピースを渡した。

今日のために用意しておいた服だった。






結「ど…どうかな??」

大「え……」

結「変!?」

大「いや。似合っていると思う。」


予想以上に似合っていた。

でも可愛いとは恥ずかしくて言えそうにない。



俺らはその足で水族館へと向かった。












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