夏の風


あたしの強引な提案につられて沙耶は週末に友達と飲みに行き、アッサリと新しい男を捕まえてきた




「それが、超〜カッコいいの!!
あたし好みの猿顔でね、背も高くってね、仕事は車の解体…だったかな?あれ?板金…だったかな?
とにかく、つき合っちゃおうかなぁ〜」



この前の落ち込みは何だったんだろう…



と思う位のハイテンション…



「…良かったね…」




あたしはとりあえず、沙耶とリョウちゃんのゴタゴタから解放され心底ホッとした








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