夏の風


「亜耶?早く寝るぞ!」


「あっ…あたし、トイレ行ってくる!」


あたしは慌ててトイレに駆け込んだ 


ドキドキドキドキ…


ヤバイ…心臓が… 


キスより先に進むなんて、まだ心の準備が…


でも、丈流くんのことは大好きだし、付き合ったんだから 


あたしは自分に言い聞かせながらトイレを出ると丈流くんの布団に向かった 


ゴクリッ…


そっと丈流くんに近付き、布団に入ると 



スーッ…スーッ… 



規則正しい丈流くんの寝息が聞こえてきた 



…なんだ…決死の覚悟できたのに! 


でも、少しホッとしてあたしは丈流くんに寄り添いながら目を閉じた 






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