再会してからは、初恋の人の溺愛が止まりません
今日は、以前映画を観に行った時に悠くんが買ってくれたパステル系の水色のワンピースを着てみる。

普段着はシンプルなカジュアルばかりなので、いつもより甘めの印象を受けてしまう。

私に似合うかな……なんて怖気つきそうになるけど。

悠くんが選んでくれたから信じる!

昨日の夜にトリートメントをしたり、爪を磨いたり、フェイスパックをした。

一時は寝不足や夏バテが重なって顔色が悪かったり、肌や唇が乾燥していて酷いありさまだったな……。

メイクは控えめにピンク系にして、柔らかい印象を目指してみた。





《着いたよ》


時間が経つのはあっという間で、ラインに到着を知らせる。悠くんからのメッセージが受信された。

私の鼓動は一気に高鳴り、頬に熱が帯びていく。


「エプロンよし、昨日買った煎茶よし」


必要なものを確認した後、私は自室を後にして玄関を目指した。


家を出ると、悠くんは近くで待っていた。

私に気付くと、にこりと笑みを浮かべながら手を振ってくれた。


「悠くん、久しぶりっ」


経った数日しか経ってないけど、長く感じたから久しぶりでも間違いないよね……?


「久しぶりだね」


相変わらず爽やかだ……この人が私の彼氏なんだ……。


「日差しきついから傘の中に入って」

私が日傘を差すと、悠くんは私が手にした日傘を取って、代わりに持ってくれた。

休日用の日傘は白地にフリルが付いている女性向けのデザインだけど、悠くんは躊躇いなく相合傘をしてくれた。
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