僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』

あとがき

私、ちょっと前まで腰痛で湿布を貼ってコルセットを巻いていました。

そのせいでかぶれてしまった背中が痒くてたまらなくて。

仕事から帰るなりコルセットを外しながら「かゆーい!」とボヤいたら、たまたまお仕事がお休みで在宅していた旦那が玄関に走り出てきました。

「どこ!?」

 手には痒みを緩和する薬を持っていて。

 私はまだ靴も脱がずに玄関先。
 上がりかまちにも上がらせてもらえないまま、土間で洋服を捲り上げられました。

「ちょっ、ここ玄関!」

 せめてリビングで〜!と喚く私を無視して、「背中真っ赤じゃん」と言いながら旦那が薬を塗ってくれました。

優しいのか優しくないのか。

そんなこんなで、「くっそ〜! 絶対ネタにしてやる!」と決意して書いたのがこちらです。


旦那に「理人(りひと)なら玄関先でこんな無体なことしないんだからぁ〜!」と言ったのに…書いてみたらアレアレ?

理人もやっちゃった(笑)。

我が子ながら、たまに動向が読めないことがあります。
だからこそ書いていて楽しいな、と思ったりするんですよね♪

少しでも楽しんで頂けたなら幸いです❤️



    2021/09/10 鷹槻(たかつき)れん
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