(短編)キスだけで我慢できるなら。
先生のため息は、さっきまでとは明らかに違う甘やかさを秘めていた。


「もし我慢できるなら付き合ってもいいですよ」


「うん、我慢できる、できるから」


「僕にとってはなかなかキツい試練ですけどね」


私も彼の背中に腕を回してギュッとしがみついた。


さっきまでの涙はすっかり止まって、嬉しさで胸がいっぱいに満たされていく。


上がったり下がったり、この恋はジェットコースターみたいに騒がしい。


「じゃあ、あらためて今日から付き合う?」
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