すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
「あんなぁ、鳴宮(なるみや)。お前、男と2人きりで飲んでるって自覚、なさすぎだからな?」

 低い声音で失態をさらしていることを叱られて、私、頭の中で即座に「だって……相手が柳川(あなた)だったから」って言い訳をした。
 私、いつだって貴方になら何をされても構わないって思っているのよ?って。

 けれど、当たり前だけどそんなこと、口が裂けても言えるわけないの。


「ごめん、ね……」

 仕方なく再度謝罪の言葉を繰り返したら、柳川が小さく吐息を落したのが分かった。


 ごめんね、柳川。

 大好きな子にフラれたばかりの大変な日に、好きでもない相手とこんな。

 迷惑だよね。
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