人気俳優に気に入られました
「でも、周りにたくさんキレイな方もいるし、こんな私で本当にいいの?なんも取り柄もないし。」
「あすかちゃんがいい。
 ごはんを食べてる時のあすかちゃん。
 お店の人にも挨拶するあすかちゃん。
 自分の意見をはっきり言うあすかちゃん。
 俺のこと詮索せず、寄り添っててくれるあすかちゃん。
 お墓を大事にしてくれるあすかちゃん。
 いいところしかない。」

めちゃくちゃ照れた。
「普通じゃん。」
「普通じゃないよ。あすかちゃんは素敵すぎる。」
「ありがとうございます。」
照れと涙で下向いていた。

「こっち見て。」
「はい。」
「大好き。あすか。」
キスしてギューっとしてくれた。

すると、首に何かついた。
「プレゼント」
「え?」
小さなダイヤが付いたネックレスだった。
「ありがとう。嬉しい。ずっとつけとく。」
「うん。」

「あっ、帰ります。じゃあ。」
「バイバイ。」
アパートに帰った。
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