二人の幼なじみに愛されてます
「わかったよ」



よかった。これで離れてくれる。

チュっ。

頬に柔らかい感触が。触れるだけの一瞬のキス。

されたのかわからないくらい一瞬だったけど、頬に触れた律くんの唇の感触が残っていて、それが事実だと思わせる。

律くんは何もないようにローテーブルのところに戻って、ペンを走らせていた。

机に突っ伏して、静かに机を手でたたいた。これはなしだよね。キスされたうちにはいらないよね。

挨拶で頬にキスする文化だってあるんだし、それと同じだよ。

そう言うことにしておこう。そうしないとまた勉強できなくなっちゃうしね。

一人頷いて、勉強を再開したのだった。
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