二人の幼なじみに愛されてます
 千原律樹(ちはらりつき)松吉理央(まつよしりお)は私の幼なじみだ。律くんの方が理央より少し背が高い。けど、私が一番低いからいつも理央にからかわれている。

 学ランではなく、私と同じ新しいブレザーに身を包んだ二人は新鮮で、なんだか別人のようにかっこよかった。



「二人とも制服似合ってるね」



 私が真ん中に立って歩き出す。



「愛乃も似合ってるよ」



 律くんの言葉にうれしくなって、くるっと一周回ってみせた。



「中身はセーラーのときと変わんないな」

「理央、ひどい」

「はしゃいでると中学生と間違えられるんじゃないか。お前背低いし」

「これから伸びるから」



 そう言って、背伸びする。



「女子って高校ではあまり伸びないって聞くけど」

「そんなの嘘だよ。ねー、律くん」



 容赦なく真実を突き付ける理央。律くんに助けを求めて、彼の腕に抱き着いた。



「大丈夫、伸びるよ」



 律くんは優しいな、どこかの誰かと違って。



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