クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
キスをしたこと、五十嵐くんに告白されたこと、太陽とのこと。
紅葉に洗いざらい話して私は……自分の気持ちを確かめたかった。この1週間、ろくに太陽と話していない。
その事で考えていた。
私は………太陽のことをどう思っているんだろうって。
今までは私を守ってくれる人、だったけど気持ちがよくわからなくなった。自分でも混乱しているのはわかるし、この状況をいつまでも続けていいわけが無い。
五十嵐くんのこともちゃんとしなきゃいけないし、図書当番まで時間がない。
………って、図書当番、明日じゃん!
「キス、ね。愛華はどう思ったのよ。五十嵐くんだっけ?と、秋葉くんにキスされて」
「…………」
私がキスされたことを話したのに、紅葉は取り乱したりしないで私の話を聞いている。
え、驚かないんだ。
「私は……五十嵐くんは嫌だったけど……太陽とのキスは嫌じゃなかった」