クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

こんなに興奮したのは久しぶりかもしれない。


水筒を手に取るとグビっとお茶を流し込む。



「まぁ、まぁ。落ち着いて。でも良かったじゃん。今朝ぶつかったこと、怒ってなくてさ」



紅葉はコンビニで買ったサンドイッチの袋を開けると、一口食べる。



「………それはそうなんだけど。でもなんで秋葉くんは私のことを見てくるの?地味な私をバカにしたいの?」



お弁当の蓋を開けて卵焼きを口に放り込む。


もぐもぐと食べると口の中に卵焼きの甘さが広がる。



「そんなことないでしょ。普通に愛華が気になるからじゃん。愛華は自分のこと低く評価しすぎなんだって」


「だって、今日初めて会ったんだよ?ましてやこんな地味女なんて誰も興味ないでしょ………」


「はーい、ストップ。これ以上、自分の悪口言うと私、怒るよ??」


「…………すみません」



怖…………。


ものすごい勢いで流れ出る自分の悪口を紅葉に止められた。


いつもこうなんだ。


自分に自信を持っている紅葉は自分のことを悪く言う人は嫌いなんだって。
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