クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
思いっきりテンパってしまった。
これじゃあ、動揺してるの丸わかりじゃん……。
もっと上手く隠せよ、私!
「なーに、動揺してんの?まさか、秋葉くんにドキッとしてたりして………」
「いや、それはない!断じてない!あれはイケメンが笑ったからドキッとしただけで私じゃなくてもみんなドキドキするから!だから全然問題ない!」
ゼーゼー言いながら一気にまくし立てた。
もう自分で何を言ってるかもわかんないし、なんだよ、イケメンが笑ったからって。
ドキッとしたの、暴露してるようなもんじゃない。
自分のアホさ加減に呆れる。
「あはは!動揺しまくりじゃん!テンパリすぎだって」
………そんな笑わなくても。
「…………もー、紅葉?あんま笑うと怒るよ?」
「ごめんごめん。秋葉くんが来てから愛華変わったなって思ってさ。男子と関わるなんて珍しいな って。ちょっといじわるしちゃった」