クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

「あぁ……そうだよ。俺は、Moonlightの総長だ」


「そう、ちょう………え?総長!?総長って言った!?」


「ん?言ったけど?そんな驚く?」



総長………総長………。
頭の中で何度もリピートする。


暴走族に入ってることは何となくわかってはいたけどまさかほんとに総長だったなんて。


スゴすぎ………。


っていうか、いまだに暴走族が残っていることにも驚きだ。



「いやいや、驚くでしょ。そりゃ、噂とかでは聞いていたけど信じてなかったもん」


「ふーん?愛華はさ………」


「ん?」



何かを言いかけた秋葉くん。その顔はどこか苦しそうで………切なかった。


なんでそんな顔をするんだろう。



「あ、太陽!ちょっと、早く来い!」


「あ?」



続きを聞こうと顔を覗き込んだけど誰かにかき消されて続きが聞き取れなかった。


私は………何?
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