忘れたくない、私をみてよ。
翌日。学校を休んだ私は何気なく体重計に乗った。彼らの言葉が何気なく頭の中に残っていたのかもしれない。


心の闇、私はその時は気づかなかった。だけど、私はこの日からご飯を食べていることに嫌悪感を感じ始め、近くの病院で看護師をしている兄、修二が日帰りで帰省した時、


「おい、灯里。お前、飯食ってる?」

「それ拒食症だぞぉ?」


私の話を聞いて修二はトーンを落とす。ふざけるのが好きなアニらしからぬ表情にただならぬ違和感を感じる。拒食症。聞いたことはあるけれど親近感はなかった。
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