秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

やっぱり、今日も一番手前にあるアメに手を伸ばす。

椿くんが一番好きだという、ピーチはもちろん遠慮して。


「あー、それファーストキスの味だ~」

「ええっ?」


何を言ってるの、椿くん!!

どきどきするようなことを言うから、あたふたしちゃう。


「ファーストキスはレモンの味じゃん」

「えっ……」

「もしかして、寧々ちゃんはまだだったりするぅ?」


そう言って、いたずらな笑顔を見せて、ツンツンと肩をついてくる。


「えっとぉ……」


キスしたことないって、そんなに珍しいのかな。


「ねえ、ねえねえ~」


面白がって、人差し指でぐりぐり押される。

恋愛経験0の人の話がそんなに楽しいですか、椿くん……。

どうしたらいいのか困っていると、

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