秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

私の両肩に手を乗せて、目を見つめて真剣に訴える蘭子さんはウソをついているとは思えないけど。


「だからって、男の子には変わりないじゃないですか……」


私は斜めに視線を落とす。

赤い髪の人、見た目が怖かったし。トップ4って、そもそもなんのトップなんだろう。


「寧々ちゃんの不安はわかるけど……なにも始める前からできないって決めるつけるのもよくないわ。もーし、過ごしてみて不都合があれば、女子寮に移動するっていうのはどう?」


え?

今、女子寮って言った?

目を見開いた私に、蘭子さんは、しまったというように目を瞑る。
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