子供のままの男に恋した。
レストラン街で、オムライスを食べた。
「美味かった。1人で食べると美味しくないじゃん。誰かと食べたら美味しさ倍増。」
「彼女いないんですか?」
「教えない。」
「あっそう。」

「チビ天ちゃん。」
「その呼び方、やめて下さい。」
「いいじゃん。気に入ってるの。
 病院では、ちゃんと井上さんって呼びます。だから、いいじゃん。」
「もう好きにして下さい。」

『こいつといると、調子狂う。』

「じゃあ、帰ります。」
「バイバイ。また、明日。」
「お疲れ様です。」
「お疲れ」
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