若頭、今日もお嬢を溺愛する
また、いつもの日常を迎えていた。

「んん…」
「あ…起き……た?」

「ん…雷十…おはよ…」
「杏ちゃん、おはようございます!
毎度のごとく、安定の可愛さですね!」
肘枕で杏子を見つめている、雷十。


「雷十!!」
「はい?」
「言え!!今日は何枚撮ったの?」
「はい?何がでしょう?」

「はい?何がでしょう?
………じゃないよ!!
ス、マ、ホ!!ほら、言え!!何枚!!」

杏子は雷十の手に握られているスマホを指差し言った。

「えっとぉー、七十…七枚ですね!
おっ!ラッキーセブンだ!!」

「あーほんとだぁー!
ラッキーセブンだねー!
━━━━━って!!
バカか!!この、変人!!」

「えー!!だって、杏ちゃんが可愛いんですもん!!
寝顔のあの、無防備な姿!!
ヤバいです!!」

「…………やっぱ、バカだ!」

「バカですね(笑)!」
「うん、雷十、バカ(笑)」

「でも、好きでしょ?
そんな俺のこと!」

ドヤ顔で言った、雷十。


「フフ……うん!大ー好き!!」
雷十に抱きつく、杏子。


「はい!!俺も、大ー好きです!!」
「ずっと、傍にいてね!!」

「はい!!
てことで、今から愛し合いましょ?」
そう言って、組み敷いてくる雷十。

「は?私、もう起きないと……学校遅れる!!」

「さぼって?杏子。
愛する俺の為に………」
口唇を寄せて、すがるように甘える雷十。

「それ、ズルい……!!!
そんなこと言われたら━━━━━━━」
杏子は、雷十の首に腕を回した。


「放れられないじゃん!!!」


結局杏子は大学をさぼり、後から笹美に大目玉をくらうのだった。



「杏ちゃん」
「んー?」
「愛してるよ!」

「うん!私もー!」





若頭は、今日もお嬢を溺愛する━━━━━━━━






終









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