ヤンキーくんと初めてがいっぱい
『違う。本当に好きなのに。』
でも、ヤンキーくんとのいろんなことを小説に書いてるのは事実だった。

それから、LINEもしても返って来なくなった。学校に来て、話しかけようとしても、避けられていた。

私は、どうしたらいいのかわからなかった。

それから、10日が経った。
放課後、帰ろうとしていたら、ヤンキーくんが傷だらけで、学校の前にいた。
「どうしたの?」
「おまえには関係ない。」
振り払って行ってしまいそうになった。

『ここで、放した絶対ダメ。』

「待って、本当にごめんさい。小説に書いてたのは確か。でも、山崎くんが好きなのもホント。その想いを、どうしても小説に書きたくて書いてました。山崎くんは嫌だったよね。ごめん。
 あと、山崎くんと一緒にいて、嫌だなて思ったことない。あの時は、どう反応していいかわかんなくて、あんな反応してしまいました。反省しています。山崎くんが怒るのは無理ないと思う。本当にごめんさない。」
涙が止まらない。
「でも、山崎くんのことは、本当に好き。大好き。嫌われても、ずっと好き。」

山崎くんが止まってくれた。
「俺も、あんなが好きすぎて、否定したのが辛くて。」
「ごめんさない。」
「いや。俺も、無視してごめん。」
ギューっとしてくれた。

「あっ、傷手当するね。保健室行こう。」
「うん。」
保健室で手当てした。
「ありがとう。隣町のやつと喧嘩になった。」
「うん。よく、傷だらけだもんね。」
笑った。
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