ヤンキーくんと初めてがいっぱい
「そうみたい、危なかった。」
「何したの?」
「『髪色と服装直せ』って言われたから、『やだねー。』って言ったら、キレて、おいかけられた。
面白い。」
「つまり、先生で遊んだわけね。」
「からかうの最高。」
「最低。」

『早く出て行け』と思っていた。

しかし、そうは行かなかった。
「東さん、何してるの?」
「ちょっと仕事をね。」
「へー、そうなんだ。」
「小説でも書いてるの?」
「は?何言ってんの?」
「ガラスで反射して、パソコンの画面見えたよ。そしたら、電子書籍で書いてる途中みたいだったから。」

入ってきて割とすぐに消したが、
まさかあんな土壇場で、画面を見られたなんて思わなかった。
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