貴方が残してくれた幸せと生きていく

再会

 仕事に専念するようになった。
新しい恋愛をする気になれない。
合コンに誘われて、行っても、身が入らず。
私を気にしてくれた人もいたが、連絡もめんどくさく上手く行くくとはなかった。

 それから、半年が過ぎた。
たまたま、夜勤の時に、先輩と他の病棟の入院率をみていた。
 すると、脳外科病棟に翔の名前があった。
『え?』

改めて、翔のカルテを開いた。
名前、生年月日、住所が翔のものだった。
記録をみた。
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