乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
天清さんは大袈裟なと苦笑していたけど、本心から、『私ごときが!』と思っていそうだった。

「知ってるんですよ。遠堂さんの指にあるペアリングは詩理さんがデザインした指輪だって」

「なぜそれを!」

「詩理さんにアドバイスしたのが私だからです!天清さんが私に世界で一つだけの指輪をくれたじゃないですか?」

「婚約指輪だね」

「そうです。それで、詩理さんに自慢含め、『世界で一つだけのペアリングってロマンチックですよね』って言ったら、感銘を受けていたので」

遠堂さんは悔しそうに私を見ていた。

「ろくなことを吹き込みませんね」

「結婚式は『ときラブ』聖地の教会ですけどね」

リアル『ときラブ』が見れるわけです。
八十瀬勝巳様とヒロインの結婚式を!
今から、楽しみで仕方ない。

「天清さん!なぜ、月子さんを止めて下さらなかったんです!?」

「え?月子が楽しいなら俺はそれでいいし」

「そういうことです」

遠堂さんは不満そうだったけど、私も詩理さんもどんな演出にするか、今から話している。
曲はやはり、『ときラブ』のエンディング曲でしょうか。
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