珈琲と花の香りの君
こんなもので、喜んでもらえるだろうか?思ったけれど、どうしても“今”珠利ちゃんとお揃いのものが欲しくなってしまったのだ。
「…あ、ちなみに、色違いだよ?ほら。」
一足先に、自分の薬指に嵌めた指輪を珠利ちゃんに見せた。
「…嬉しい。嬉しい!嬉しい!嬉しい!!及川さん、ありがとう!!」
俺の胸に勢いよく、飛び込んで来た珠利ちゃん。
その予想を超えた行動に、珠利ちゃんを抱き止めきれずに、2人でそのまま畳の上に倒れ込んだ。
笑いが弾ける、俺たち2人。