珈琲と花の香りの君



顔の前で、大きく手を振る俺を、



くすっ。って笑う珠利ちゃん。



「違いますよー!だってあたし、好きですもん。及川さんのこと。」



真っ直ぐ俺を見つめてくれた、珠利ちゃん。




い、いま!す、すきですとか言ってくれたのかっ?!



しかも、おいかわさんが。と来たもんだっ!!



あぁ。俺もう、死んでもいいかも…。



感動に打ちひしがれる俺に、



実は。話し出した、珠利ちゃん。
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