嘘が溶かした最後の純情
僕を知ってる君




バラエティ番組の撮影で訪れた都内某所のスタジオ。

そこで終始そわそわしている俺は


藍「葵、やっぱマネージャーに頼めば?」


なんて藍に眉間に皺を寄せながら嫌な顔をされる始末。


それもそのはず、今日このテレビ局にこの間の謎の女性
"リン"さんが訪れると聞いていたから。


この間渡されたクレジットカードに書かれた番号にはもちろん連絡しないまま。もちろん今後もする気はない。

けど、人伝にこれを返すのはなんか違うと思った。


だから、自分で返すって決めたんだけど…、

なぜか心が落ち着かない。

マネージャーに頼んだ方がいいんじゃ……


「いや自分で返さねぇーと」


今後のことも考えてビシッと返すんだ。


んー、けど、
やっぱりなんか落ち着かない…。



「ちょっと、自販機行ってくるわ」

璃翔「おー気をつけて」

桃哉「ねぇあおいくん俺のぴーちてぃーも買ってきて」


「桃哉あれ好きだねぇ?いいよ」

藍「あ、じゃあ「だめ。お前の分はかわねぇーよ」


歳下だけにしか奢んない。そういうと「けち!」なんてぷりぷりしだした藍をおいて楽屋を後にした。



< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop