ひまわりが枯れるとき、ライオンは…
小山さんが教えてくれた。



俺がアメリカに行く直前、高野さんの皮膚の変色は鼻の辺りまで進んでいたらしい。



高野さんは小山さんに頼んでメイクをしてもらっていたそうだ。



そして、小山さんが忙しくメイクができない日は、きつねのお面をつけて変色を隠していたのだ。






高野さんは、大丈夫なんかじゃなかった。



高野さんの嘘つき。



いや、違う。



俺が気づかなかっただけだ。








ショックのせいか俺は泣かなかった。



悲しくて仕方ないのに泣かなかった。



檜山さんは、泣きながらひたすら俺のことを叩いた。



高野さんに怒りながら、俺を叩いた。
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