リスキーな恋
「ただいま。」
「おかえり。」
「今日、仕事は?」
「ない。それより、彼氏?」
「うん。」
「ふーん。」
塁はそっけない態度だった。

母が誕生日ケーキを買って来てくれた。
家族でお祝いしてくれた。

お風呂に入り、ベッドで寝ていた。
唇に何か触れた感じがし、目を上けた。
塁だった。

『え!キス?』
慌てて目をつぶった。
「誕生日おめでとう。」
そう言って、部屋を出て行った。
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