僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
プロローグ
俺は、だれに想いを馳せたり、誰の手を取って歩めばいいんだろう?


浮気されても嫌いになれない元カノ?

それとも、男っぽくてもいいって言ってくれる幼馴染?

俺の事、健気に愛してくれる女の子?



それとも、掴みどころのない先輩?


でも、そもそも自分は生きてく価値はあるの?

自分や誰かを傷つけてまで生きて、何をゴールにしていけばいいんだろう?

死ぬ勇気もなくて、生きてゆくのも先が見えなくて怖い。

自分がなりたい者になる代償は、とても大きなものでした。



そんな時に出会ったひと。


「じゃあ、一緒に違う世界に行こう?———きっと君が望む世界がそこにはあるから」

「俺が—――望む世界?」

「ココはまだまだだ―――君が生きていくには世界が狭すぎる。一緒に行こう?———俺は君に出会う運命だったと思うんだ」

「傷つけて終わるだけかも知れませんよ?」


「それでもいいよ。そんなのを恐れてここに君を置いていくんなら、思いっきり傷ついてもいい」


苦しみながらいろんな人を傷つけたけど、その答えが分かった時
俺の世界は一気に色づき始めた。
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