だから今度は、私がきみを救う番
お兄さんのことや、日々の他愛もないこと。
おばあさんとの日常会話。
昨日あった出来事。
雨がうざったいこと。
晴れた空が好きなこと。
テスト勉強がかったるいこと。
夏休みは楽しみだけど宿題が面倒だということ。
色んな彼の気持ちが書かれている。
途中、はたりと手を止めた。
白紙に変わったページに何かが挟まれていることに気がついたからだ。
それは、一枚の便箋だった。
手紙……だろうか。
四つ折りにされたそれを、ゆっくりと開いていく。
そこには、原くんの癖のある字で文字が綴られていた。