赤い糸
ファーストキス

ボム先輩に、私は好意を持っていた。
1つ上の先輩で、短距離の中でもずば抜けて早かった。

試合でもいい成績を沢山取っていた。
そんな時、ボム先輩に突然告白された。
「俺と付き合ってくれへんかな?」
私はびっくりしたけど、二つ返事でOKした。


それからは、私は学校をサボりボム先輩の家に入り浸った。
その頃から私はタバコを吸うようになる。
ボム先輩がタバコを吸っていたからだ。

でも、決して学校では吸わなかった。
もし、見つかれば停学になる。

こらは、連帯責任で、停学者が出れば、男子は坊主、女子はショートカットにしなければならない。


今までも、何度か停学者が出て、ショートカットにしたことがあった。
自慢のロングヘアーを切るのは勇気がいった。


だから、タバコを覚えても学校で吸うことは無かった。

ボム先輩は陸上選手として優秀だった。
でも、ヤンチャでもあった。
学校もよく一緒にサボった。
部活の時間になると学校へ行く。そんな時もあった。


そんなある日私はボム先輩の部屋で眠ってしまった。
びっくりして起きたのは、ボム先輩の唇が私の唇に触れていたからだ。

私のファーストキスだった。
私は拒むことなく、キスを受け入れた。

学校には真面目に行っては無かったけど、学生生活はそれなりに楽しかった。

ボム先輩と学校ですれ違ったり、学食で会ったりするのが嬉しかった。



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