甘いキスをわたしに堕として。
2nd

寝言と彼



「いいなぁ〜あんなハイスペックな彼氏ができて!」



いつも通りの休み時間。



あれから話題は朱里のことで持ちきりで、
「羨ましい!」なんてことを言ってくる。



一方の葵はなかなか思うようにアタックできていないらしい、、、。



奏多くんってすごい大人だから、それに合わせて接せないみたい。



わたし的に、葵と奏多くんが付き合ったとしたらホントに嬉しいけど…。



無理をしての恋愛って疲れちゃうんじゃないかなぁって思うんだ。



葵がありのままで接せられる人と付き合ってほしいっていうのが本音。



「でも、なんか最近気づいたんだよね」
< 143 / 455 >

この作品をシェア

pagetop