甘いキスをわたしに堕として。
「でも」と続ける。



「藍には朱里のそばにいてあげてほしいって思ってる。あいつ、自分じゃ気づいてねーかもだけど藍といるとき幸せそうなんだよな。だから、これからも居てやれよ」




「わたしも…。朱里のおかげでいますっごく楽しいの!だから離れないよ」





ジッと類の瞳を見つめて言ったけど_



「そういうの、俺じゃなくて朱里に言ってやれよ」



って言われちゃった。



たしかにね?

でも、いま朱里寝ちゃってるんだもん。



「あ、ジュースちゃんと奢れよ?」



「ふふっもちろんだよ」



朱里のことはなんとなくわかったし、教えてくれた類にはすっごく感謝してる。

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