甘いキスをわたしに堕として。
気がついたらソファーに押し倒されていて_


近づいてくる怜くんの顔。



「やだ…っしゅ、り」



無意識に朱里の名前を口にしていて。


頭がぼんやりして何も考えられないけど、咄嗟に思い浮かんだのは朱里だった。



はぁはぁと、怜くんの荒い息が耳もとで響く。



っ気持ち悪い…!



「しゅり…朱里たすけて、!」



そう叫んだ瞬間_



「ぐはっ…!」
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