甘いキスをわたしに堕として。
「俺のせいだ。…っ俺が藍を置いていったから」


自分を責める類。


「お前のせいじゃない。あいつらはどんな手を使ってでも藍を拉致しただろうし」



こんなところで躓いてられねぇ。


今すぐに抗戦に向けて戦闘態勢を整えなければならない。



藍ー…待ってろよ。

俺がぜってー助けるから。



そのあと目を覚ました下っ端から聞いた話だが、どうやら四ノ宮組のスパイが紅蓮に潜り込んでいたらしい。



とことん卑怯な奴ら。



もう誰も傷つけない。

春樹さんが亡くなったあの日からずっとそう思ってる。



「守りてぇもんがあるなら最後まで守り通せ。それが本当の男だ」



特別キラキラしてた。

俺の憧れの人だった。



だから_俺はなにがあっても藍を守る。


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