再会した幼馴染に溺愛されています。

「あ、あの……トマトって?」


「あーごめん。冬馬だからトマト。小さい時からそう呼んでるんだ。」


そういう事ね……。
そんなに冬馬をいじる人見たこと無いから予想出来なかった。


「……お前が勝手に呼んでるだけだろう。というわけでアキ、これが真相だ。」


「そうだったんだね……なんか勘違いしてて恥ずかしいよ。」


私は目先の感情だけで突っ走ってしまった事を後悔する。
もっと深く調べれば良かった。


「ウチとトマトはマジで何も無いから安心してよ。お互いの親だって知ってる仲だしね。当たり前だけど。」


美咲さんは優しくそう言ってくれるけど、やっぱ恥ずかしくて顔が赤くなる……。


「てか……凄く優しそうで可愛い娘じゃない。話してみてそう思った。これからトマトをよろしくね?」


「はい!こちらこそよろしくお願いします!」


初対面だし先輩という事もあって私はガチガチに緊張しちゃってる……。
失礼な事言ってないか心配だよ。
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